人生で４回目の採卵が終わりました。
こんなに回数を重ねるなんて
思ってもなかったのが正直なところ…
これから初めての採卵を迎える方、
体外受精へのステップアップを検討している方へ
採卵周期の通院回数や費用など、
細かく書きましたので
お役に立てば幸いです！
採卵の刺激法は？
こちらの記事にも書きましたが、
４回目の採卵は「アンタゴニスト法」に
決定しました。
ちなみに、私の場合は前半に
レトロゾールという飲み薬を併用しています。
レトロゾールはタイミング法や人工授精の時に
卵胞を育てる薬として用いられることもあります。
今回、この薬を飲んだ目的としては
卵胞を育てるのと同時に、
E2(エストラジオール)の値を
できるだけ抑えてOHSSを予防する
という側面もありました。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方は
アンタゴニスト法やショート法など
刺激の強い方法をとると、
卵胞が育ちすぎて
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
のリスクが高まります。
採卵周期の血液検査では「E2(エストラジオール)」の値を
よく見るかと思います。
この値が2,000を超えるとOHSSのリスクが高くなります。
レトロゾールには「抗エストロゲン」の作用があり、
卵胞は育つがE2は低くなるという
PCOSの方にはありがたい効果があります。
ちなみに私の場合、
今回の採卵周期のE2は1,500程に抑えられ、
OHSSを回避できました。
通院回数は？
アンタゴニスト法の場合、
連日hMg注射が必要になります。
クリニックによっては自己注射をすすめるところもありますが
私は毎日通いました…
だって看護師さんが、
って言うんだもん！
食い気味に、「通います！！」と答えました(笑)
以下に私の通院スケジュールを載せておきますね。
| 8/10（D2） | 診察、レトロゾール１錠、フジ150(hMg) |
|---|---|
| 8/11（D3） | レトロゾール１錠、フジ150(hMg) |
| 8/12（D4） | レトロゾール１錠、フジ150(hMg) |
| 8/13（D5） | レトロゾール１錠、フジ150(hMg) |
| 8/14（D6） | 卵胞チェック、レトロゾール１錠、フジ150(hMg) |
| 8/15(D7) | 卵胞チェック、フジ150(hMg) |
| 8/16(D8) | フジ150(hMg) |
| 8/17(D9) | フジ150(hMg)、セトロタイド(排卵抑制) |
| 8/18(D10) | 卵胞チェック(採卵日決定)、点鼻薬(トリガー) |
| 8/19(D11) | 薬なし |
| 8/20(D12) | 採卵当日 |
こんな感じでした。
仕事がある日はお昼休みに打ちに行きました。
これがなかなか大変で…
夫にも協力してもらい、
クリニックまで送ってもらった日もありました。
自己注射をするにしても、
卵胞チェックは必ず必要なので
採卵日含め４～５回は通院必須です。
薬を服用したり、注射を打つと
頭痛などの副作用が出ることがあります。
その際、痛み止めを飲むことは問題ありませんが
痛み止めの成分に注意です！
私も投薬中に頭痛があったのでバファリンを飲んだのですが
バファリンには「アスピリン」という
血液をサラサラにする成分が含まれていて、
採卵周期に頻繁に飲んでしまうと
採卵の時に血が止まりにくくなる
と、看護師さんが教えてくれました。
飲むならロキソニンの方が良いみたいです。
誘発にかかった費用は？
一番気になるお金の話！
レトロゾール １錠 440円
フジ150単位 １本 2,420円
セトロタイド0.25ｍｇ １本 8,250円
スプレキュア点鼻薬 １本(使い切り) 2,200円
薬剤のみの金額はこんな感じで、
後は診察代などを足すと…
合計61,840円 でした！
これでも安い方かな？
もっとかかる方は誘発だけでも
10万円いくそうです…
PCOSのおかげか、
最後の卵胞チェックの時点で
左右の卵巣には９個ずつの卵胞がありました。
自分に合う刺激法を
今まで低刺激、マイルド法、アンタゴニスト法と
３種類の刺激法を試してきましたが
個人的にはマイルド法が一番合っていたような気がします。
アンタゴニスト法は確かに数は育つけれど、
私の場合は未成熟卵や変性卵が多くなってしまいました。
(このあたりについては次回の採卵レポで詳しく)
採卵なんて何回もしないのが一番いいんですが…😥
薬も自分に合う、合わないあるので
どんな効果だったか、どんな副作用が出たかは
ちゃんと把握しておいた方が良いと思います！
